28*人生の可能性を広げて 2019/09/02 東京パラリンピックまでいよいよあと1年となった。選手にとっては出場権獲得に向け、正念場を迎える。夢をつかむ者もいれば、残念ながら悔し涙を流す者も多くいるのがスポーツの現実だ。 日本全体が盛り上がる中、パラリンピックに挑戦してみたいと思う人もいるはずだ。今から2020東京を目指すことは難しいが、パラリンピックは東京で終わることなく、22年北京冬季大会、24年パリ夏季大会と続く。40代で東京大会を目指しているベテラン選手が目立ち、今回で引退する選手が多く出ることが予想される。そうなると、これからスポーツを始めようと思っている人にも大きなチャンスがある。 北海道は2年前からパラアスリート発掘プロジェクトを行っており、今年は10月6日に北翔大学(江別市)で開かれる。午前は柔軟性や瞬発力などの体力測定を行い、午後は車いすラグビーや卓球などの競技体験を楽しめる。自分に合った競技や障害程度のクラス分けについても相談できる。 「失われたものを数えるな。残されたものを最大限にいかせ」というパラリンピックの重要な考え方がある。勇気を持って一歩前に踏み出すことが人生の可能性を広げていくはずだ。 発掘プロジェクトの問い合わせは道オリンピック・パラリンピック連携室011・204・5254へ。 |