18*旭川は障害者スキー中心地 2018/08/27 8月14~18日に旭川で日本障害者スキー連盟による若手育成選手の合宿が行われ、道内外から車いすの選手3人が参加した。旭川市内にある企業が開発したローラースキーを取り付けたシットスキーに乗り、コーチの指示のもとトレーニングしていた。 参加者の熊谷太希君(9)は2015年2月に旭川市富沢で開催されたIPCクロスカントリースキーW杯を家族と見に行ったのがシットスキーとの出会いだった。レースを観戦した後、シットスキーを体験し、楽しそうに滑っていた。太希君の父は、息子がスキーをできると思っていなかったとうれしそうに話していた。その後、小学校のスキー授業でシットスキーに乗ったり、バーサーロペット・ジャパンには3度参加したりした。 W杯旭川大会はアジア初となる大会で、地元を中心とした多くの人の協力で成功したが、それだけではなく、未来につながるレガシー(遺産)を残していた。 旭川ではパラスポーツ関係者の活動が活発で、身近にシットスキーを楽しめるようになり、雪のない時期にもスキーができる環境ができてきた。道北では、クロスカントリースキーは身近にできるスポーツなので、これからも広がるはずだ。 一年を通して旭川はパラノルディックスキーの中心地だと言って過言ではない。 |