9*冬季競技の魅力 展示で 2017/11/27 最近、札幌市大倉山ジャンプ競技場内にある札幌オリンピックミュージアムに行く機会が増えた。札幌ウィンタースポーツミュージアムとして2000年にオープンし、今年2月にリニューアルされて名称も変わった。国際オリンピック委員会(IOC)の下部組織であるオリンピックミュージアムネットワークに加盟し、名誉館長は1994年リレハンメル五輪ノルディックスキー複合団体で金メダルを獲得した阿部雅司さんが務める。 2階には72年札幌五輪に関する写真や資料、過去の冬季五輪の歴史がわかるコーナーがある。第1回冬季大会からの金メダルのレプリカや98年長野五輪で活躍した日本選手が実際に使用したウエアなどが展示されていて、見ていると当時の記憶がよみがえりワクワクしてくる。 リニューアルに合わせてパラリンピックに関するコーナーも新たにできた。実際に選手が使用した用具やパラリンピックの歴史が見られるパネルがある。五輪とパラリンピックが一緒に同ミュージアムで紹介されているのは、とてもうれしい。 1階はさまざまな冬季競技の疑似体験ブースがあり、スキージャンプやクロスカントリースキーを体感できる。車いすの人でも楽しめるように、手で操作できるコントローラーも付いている。 来年は平昌五輪・パラリンピックがあり、これに関連した特別展示会も開催予定であることから、同ミュージアムに足を運んで冬季スポーツに興味を持っていただきたい。 詳しくは同ミュージアム(電)011・ 641・ 8585へ。 |