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やまかわ・まさえ
1971年、北見市生まれ。旭川市内の病院で看護師の仕事を経て、鍼灸(しんきゅう)師の資格を持つ夫と結婚。2006年に上川町に鍼灸院を開業したことを機に移住した。事務や通院者の送迎などをしながら、夫と2人で院を運営している。12歳の長女と3人暮らし。 |
景勝地や温泉で知られる上川町だが、市街地のことは町民でも知らないことが多い。まちおこし戦隊「カミレンジャー」は、地元の魅力を掘り起こし、元気なまちにしたいという町民が集まって2年前に発足した。代表の山川雅恵さんに活動の様子を聞いた。(聞き手・旭川報道部 西村卓也、写真・野沢俊介) ――会の名前がユニークですね。 「発足の核になったママ友3人で、子どもも興味を持てる名前を考えました。そのうち一人は町のマスコットキャラクター『かみっきー』を考案した人で、かみっきーと一緒にまちの魅力を発見するヒーロー戦隊という趣旨にしました」 ――現在どのような人が参加していますか。 「役場や農協の職員、町内の自営業などさまざまです。男女比は半々ぐらい。発足当初の20人から27人に増え、それぞれの色が決まっています。私はカミレンジャー・オレンジです」 ――一番力を入れている活動は? 「無料誌『かみかわさんぽ』の発行ですね。これまで5冊発行しました。B5判16ページで、約1万5千部発行します。かみっきーが町内の飲食店やドライブコースを訪ね歩いて紹介するという設定です」 ――どこで手に入るのですか。 「町の広報誌と一緒に全戸配布するほか、ガソリンスタンドや飲食店などにも置かせてもらっています。町内の人向けに、あまり知られていない上川町の姿を紹介するのが狙いです」 ――取材の中で新しい発見はありましたか。 「魚屋さんなど個人商店の品が新鮮でおいしく、スーパーにない商品もあるので面白いと思いました。層雲峡で開催中の氷瀑(ひょうばく)まつりの取材では、厳しい寒さの中で準備作業をしていることが分かりました」 ――フリーペーパー以外の活動は。 「ハロウィーンパーティーでは、仮装した子どもたちがお菓子を求めて家や商店を訪ねて回ります。カミッキーにちなむ作品や写真などを応募し、町民が審査するコンテストも秋に開いており、好評です。手作りの携帯ストラップやバッジも販売しています」 ――ほかのまちにない上川町の魅力は何でしょう。 「人のつながりができやすいことでしょうか。私は11年前に移住してきたのですが、みんなが私に関心を持って、いろんなことを教えてくれました」 ――将来、どんな会にしたいですか。 「親たちが楽しそうに活動しているのを見て、子どももまちづくりに関心を持つようになればいいですね。NPO法人化も考えていますが、無理せずに長続きさせたいと思います」
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