10月下旬に沖縄県名護市で「STOP! HENOKO連続5日大行動」に参加してきた。現地での辺野古新基地建設反対行動は、創意工夫した戦術を駆使した地道な徹底抗戦を貫き、私は「辺野古に基地はつくれない」ことを実感した。 新基地建設工事(普天間基地の辺野古への「移設」工事ではない)は、大幅に遅れている。現時点での進捗(しんちょく)率は工事全体の2、3%に過ぎず、工事完了の見通しは全く立っていない。政府は工期も総事業費も示せずにいる。 埋立が予定されている大浦湾の海底は「マヨネーズのような超軟弱地盤」であり、その改良工事は、工期や膨大な費用の面でも肝心の工事技術の困難さにおいても、事実上実現不可能な実情にある。この客観的事実を直視する限り、「辺野古に基地はつくれない」というのが結論だ。 「連続5日大行動」には、沖縄の人々に連帯しようと、全国15都道府県から大勢の市民が駆けつけた。沖縄のたたかいは全国に共有されている。4年前に辺野古のキャンプ前ゲートでの座り込み行動に参加して以来、年に一度、辺野古を訪れることにしている。現地には全国から集まる人たちを受け入れる民宿があり、1泊2千円で滞在できるから安心だ。ここ道北の地から一人でも多くが辺野古を訪れることを願っている。
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