北海道新聞には日曜日に書評の紙面「本の森」が載る。5本の書評のほか、単行本と文庫・新書が各5本、コラム2本が掲載されていて読みごたえがある。 批評眼の鋭い多彩な筆者による書評の文章自体が個性的で読んで得をしたような気がする。紹介された本を読んでみたくもなるが、購入するまではいかない。 以前は、そこで止まっていたが、数年前に完全リタイアして時間ができてから地元の図書館通いが始まり、書棚に読みたい本が見当たらないときは、「図書予約・リクエストカード」を利用するようになった。 これがすこぶる重宝だ。当該図書館にない本でも、道立図書館はじめ道内の市町村図書館とのネットワークのおかげで自由に借りられる。ありがたい。毎週の新聞書評欄で目に留まった書籍をリクエストすると、すぐにとはいかないまでも長くても何カ月も待たされることなく手元に届く。 かなりの専門書や高価で大部の著作も借りられるから、今までにリクエストして借りられなかったのは、絶版本を除けば一冊もない。一度は国会図書館ルートで閲覧することができた。 最近は新書や文庫本のリクエストにも手を広げるようになった。図書館による新刊本の無料貸し出しが出版不況の一因ともされるが、私の読書生活は図書館利用に支えられている。 |