旭川のまちなかぶんか小屋は、昨年11月から今年2月まで「歴史を学び、未来を考える市民講座」(全8回)を開催しました。予想以上に多くの方に関心を持っていただき、毎回20人を超える参加がありました。 参加者の年齢層は比較的高かったのですが、「今後の旭川の可能性を考える」をテーマにした最終回は、高校生や大学生の方も数人受講されました。 私自身、これまで出版された旭川の歴史に関した書籍に一通り目を通し、おおよそ知っていたつもりでしたが、新たな発見もたくさんあり、毎回の講座後の講師と参加者の交流も楽しく新鮮でした。 また、昔の商店や喫茶店の包装紙、マッチ箱などを収集されている方もいらっしゃると知りました。今後、展示会や実際に街を歩きながら旭川の歴史を学ぶなど、さまざまな形、視点で講座を継続していきたいと考えています。 ただ、ひとつ大変残念なことがありました。それは1回目の講師をしていただいた、旭川兵村記念館館長の上田良博さんが1月27日に急病で亡くなられたと知りました。 「上川百万石」の礎を築いた東旭川に入植した屯田兵たちの米作りにかけた情熱や工夫などをわかりやすく話していただいたことに感謝し、心からご冥福をお祈り申し上げたいと思います。 |