北海道新聞旭川支社
Hokkaido shimbun press Asahikawa branch

北極星

大谷真樹子(旭川・おでんや店主)*コキコキガタガタ  2016/06/04

 振り返ると、若い時は毎週のように山登りに行ったりマラソンに挑戦したりと、いろいろな事を楽しんだものです。

 走っていたのが歩きになり、山登りが平地歩きに。昨年まで街中の自宅から嵐山までは自転車で40分でしたが、今年は50分。「向かい風がひどくて…」なんて言ってますが、本当は年齢のせいでしょう。

 腰が痛い、膝がガクっとなったりもする。そんな時、旭川市から大きな字でしかも赤い字で書かれた「寿バスカード申請案内書在中」なるものが届きました。あまりバスには乗らないので手続きはしないけれど、「いよいよきたなー」という感じです。あ! それに高齢者の肺炎球菌感染症予防接種の封書も来ました。

 60代になっても周りの人々にも恵まれ、穏やかでとても良き日々を過ごしてきました。5月には「着物で歩こう」というイベントがあり、爽やかな青空のもと40名近い参加者とともに旭川駅から買物公園を歩き、常磐公園でお花見弁当を食べてきました。

 6月にはノルディックウオーキングに、7月はツーデーウオークに参加する予定です。月に1度は何かの行事に参加することで自分の健康を見つめることができます。

 自転車は転ばぬようにと、ひとサイズ小さいものに替えました。まさに「転ばぬ先の杖(つえ)」です。あちこちがガタガタ、コキコキしてきたことは確かです。

 あ! 漢字で書くと「古稀(こき)、古稀だー!」。とうとうそんな年代になったのです。「ばんざーい!」


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