北海道新聞旭川支社
Hokkaido shimbun press Asahikawa branch

味めぐり

寄せとうふ*平田とうふ店=東川町北町9*口溶けやわらか 大豆の甘味   2019/07/04

 やわらかな口溶けと、口の中に広がる大豆の甘みが食欲をそそる。しょうゆだれとスプーンも付き、容器に入ったまま食べられる。木綿豆腐よりもやわらかく、離乳食にもおすすめだ。

 300グラム入り410円。東川産大豆で作った豆乳に、にがりを混ぜて固めたものをおたまじゃくしですくい、そのまま容器に詰めている。豆腐作りに欠かせない水は、大雪山系の澄んだ伏流水を使っている。

 1946年創業で、平田正宏社長(56)が後を継いだ15年ほど前、木綿豆腐のみだった店に新たに加えた商品の一つだ。テレビやラジオで紹介されたことで人気が高まり、今では看板商品に。週末になると、札幌や帯広、北見などからも買いに来る人がいるという。

 平田社長は「認知度はまだまだ」とした上で、「手作り豆腐の魅力をもっと発信していきたい」と意欲を語る。(前田健太)

 ◇営業時間 午前6時~午後7時。不定休。(電)0166・74・3877


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