北海道新聞旭川支社
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味めぐり

せいろ蒸し*旬肉と旬菜 とはち=旭川市5の9*食材の良さ そのままに   2017/12/22

 秘伝のだし汁を入れた鉄鍋にせいろを乗せ、テーブルで約20分間蒸す。目の前で上がる蒸気と香りが食欲をそそる。蒸し上がった旭川近郊産の豚肉や、大ぶりの愛別産マイタケ、旬の野菜を自家製のぽん酢につけて頬張る。「食材の良さをそのまま味わえ、満足感も大きい」と荒川正行料理長(58)は胸を張る。

 市内の食肉加工総合卸業の経営者がオーナーを務め、新鮮で良質な肉を仕入れている。せいろ蒸しは、その特長を生かしたメニューとして4年前に提供を始めた。1人前1800円(2人前から注文可、要予約)。先付などがある3千円コースは、宴会客の6割が注文する看板メニューとなった。

 2013年5月、市中心部のオフィスビル地階に開店。ランチメニューには炭火焼き豚肉丼(800円)や石鍋焼(900円)をそろえ、会社員やお年寄りから人気を集めている。(五十嵐俊介)

 ◇営業時間 午前11時~午後2時半、午後5時~午後10時。日祝日定休。(電)0166・29・2918。


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