注文から３分。スープカレーのほか、美瑛産小麦「香麦」１００％のうどん、美瑛産豚のしゃぶしゃぶ肉が盛られた皿が運ばれてきた。素揚げのカボチャやジャガイモ、マイタケなどが顔を出すスープに、こしの強いうどんと軟らかい豚肉を浸して食べる。

 人気のご当地グルメ「美瑛カレーうどん」（９８０円）だ。２０種ほどの香辛料を混ぜた熱々のスープを味わうと、汗がにじむ。松坂保店長（６７）は「自分は辛いのが好き」と説明し、「地元のおいしい食材と、駅前ならではのスピード感にもこだわっている」と話す。

 松坂店長は滝川市出身。道内外で料理の腕を磨き、旭川の老舗飲食店を経て２００７年に美瑛で店を開いた。町民有志でつくる「美瑛カレーうどん研究会」に参加し、０８年からメニューに加えた。今では観光シーズンの夏に月千食を売り上げ、エビ丼セット（８８０円）と並ぶ看板商品になっている。（山村晋）

 ◇営業時間　午前１１時～午後２時半（ラストオーダー午後２時）、午後５時～同８時（同７時半）。月曜定休。（電）０１６６・９２・１００７。