炭火でじっくり焼き上げたホルモンを口に運ぶと、こりこりとした歯応えとともに、肉汁があふれ出す。自家製の塩だれが、肉本来の甘みを引き立てる。

 看板メニューは、旭川発祥とされる塩味の豚ホルモン。店長の岡崎倫明さん（２８）が道産にこだわって仕入れている。「ホルモンの鮮度と、手間をかけた下ごしらえに自信があります」

 お薦めは１番人気の「特上ガツ（胃袋）」（１００グラム税抜き５５０円）。「直腸」（同４８０円）とともに「かむほどにうまみが増す」と好評だ。

 旭川市内で１０年ほど修業を積んだ後、２０１５年１０月、住宅街の一角に店を構えた。全３２席、木のぬくもりを生かした店には連日、幅広い世代のお客が訪れる。「塩ホルモンのおいしさを、ひとりでも多くのお客さまに伝えることができれば」と笑顔を見せる。（川上舞）

 ◇営業時間　午後５時～午前０時（午後１１時半ラストオーダー）。月曜定休。（電）０１６６・７３・８９２３。