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芦別市街地から北へ約八キロ。紅葉が進む山あいに、薄紫色の瀟洒(しょうしゃ)な六階建てのホテルが現れた。
芦別市などが出資する第三セクター芦別振興公社が経営する。炭鉱閉山を機に一九六六年に温泉施設を整備。これを母体に国民宿舎あしべつができ、八九年にホテルがオープンした。国民宿舎を含めた収容人数は百八十一人。
「星の降る里」芦別らしく、「星遊館」と名付けられた大浴場にはいろな浴槽とサウナ、露天風呂を備える。泉質は含硫黄−ナトリウム−炭酸水素塩・塩化物泉。12−13度の冷泉で、毎分六百リットルの豊富な量が自噴している。
温泉の効能や、ゆう出量、地域環境などの面で優良な温泉として道内で唯一、環境省から「国民保健温泉地」の指定を受けている。今年のリクルート北海道じゃらん発行の情報誌「じゃらん 北海道発」でも、道内の公共温泉二百五施設の中で総合ランキング一位に輝いた。レストランのフランス料理、和風創作料理も評判だ。
利用者は宿泊が年間約三万人、入浴が約十万人。日帰り客の三分の一は旭川からの団体という。体育館などもあり、毎年、全日本女子バレーボールチームが強化合宿に訪れている。(一柳満)
芦別市旭町油谷1。(電)0124・23・1155。日帰り入浴は午前7時から午後10時まで。無休。大人600円、小学生300円。宿泊料は1泊2食付き大人8970円から(10月末まで)。