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エビやタコ、イカなどの素朴な風味が口の中に広がるかまぼこ=写真左=は、懐かしい味とはどんなものかを教えてくれる。飾り気がないだけについつい手が伸びて、おやつにも、おかずにももってこいだ。
留萌地方だけでなく、札幌や旭川からのリピーターが多く「留萌に行くなら土産に買ってきて」と頼まれて店を訪れる人もいるという。「都市から来たお客さんは『魚の味がする』と驚くけど、かまぼこなら当たり前なんですよね」と三代目の鈴木浩司社長(39)。
スケソウダラだけをすり身にする業者もある中、魚の風味を引き立たせるため、スケソウダラとホッケをブレンドしている。鈴木社長は大手業者との違いについて「最初から最後まで石臼を使って、すり身を練り上げるところ」と話す。石臼を使えば生産量に限界があるが、石臼にしか出せない粘りを出すことができる。「先々代が一九五七年に創業した時と、製法は基本的に変えていません」
今では珍しい量り売りで販売している=写真右=。百グラム二百五十円。(井上雄一)
◇営業時間 午前9時−午後5時。不定休。(電)0164・42・2576。4月末からは増毛町稲場町1でも土、日、祝日限定で営業