北海道新聞旭川支社
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永瀬充のGO!パラスポーツ

 13*応援する思い 選手と共に     2018/03/26

 パラアイスホッケー日本代表は2大会ぶりにパラリンピックの舞台に戻ったが、世界との差は大きく5戦全敗という過去最低の結果に終わった。しかし、会場では日本から駆け付けた多くの声援もあり選手たちの力になっていたはずだ。

 特に印象的だったのは初戦の韓国戦。開催国相手に戦う完全アウェーの試合になると思っていたが、会場のいたるところに日本の国旗や選手たちの名前が書かれた応援旗が飾られ、その数は明らかに韓国の応援旗を圧倒していた。また、試合中何度も「ニッポン・チャ・チャ・チャ」が響き、日本のホームではないかと感じさせる応援の力があった。

 私も現役時代は、何度も寄せ書きをした日の丸をもらい、選手村やロッカールームの壁に飾り、勇気をもらっていた。会場に応援に行くことができなくても、その思いは常に選手たちとあることを今回改めて強く感じた。

 私は平昌と、帰国後の解団式で北海道関係の選手・ガイド全員に会って話をすることができたが、残念ながらいい結果を残すことはできなかったこともあり、選手たちの悔しそうな顔が印象的だった。既に4年後を見据えて気持ちを切り替えた選手もいれば、今後の競技人生をどのように歩むか悩む選手もいる。まずは心と体をゆっくり休め、新たな一歩を踏み出してほしい。


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