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| きくち・かずし 稚内市生まれ。北大水産学部微生物学科を卒業して1969年日本ハム入社。茨城工場を振り出しに静岡工場などを経て2003年1月、大阪北工場長から旭川工場長。大学時代はマンドリンクラブ部長。入社後はソフトボール、ゴルフなどスポーツを楽しむ。58歳。 |
――プロ野球の日本ハムファイターズが今年からフランチャイズを道内に移すと知ったとき、どんな感慨を持ちましたか。
「私が入社した四年後の七三年に球団を持ちましたが、『大丈夫だろうか』というそのときの驚きと不安に匹敵するものがありました。北海道はジャイアンツファンが圧倒的に多いから、無理ではないか、と心配しました。結果は想像以上の盛り上がりでした。何よりもヒルマン監督の熱意とファンを大切にする姿勢が大きいと思います」
――旭川は日本ハム本体としては道内唯一のハム・ソーセージ工場がある町なので、今後は道内のほかの都市よりファイターズファンが増える可能性があると思います。
「はい。今シーズンは工場主催で札幌ドームと旭川スタルヒン球場への応援ツアーを計三回組んでいずれも好評でした。来シーズンはさらに地域のファンに喜んでもらえる企画を考えたいと思っています」
――道民球団元年の年、ハム・ソーセージ製品の売り上げ増に結びつきましたか。
「旭川工場の業務成績に限っていえば、目に見える効果はまだまだです。でも、ムード的には大きな高まりを見せた一年でした」
――日本ハムという食品メーカーは同業他社に比べどんな点が際だっているのですか。
「自前の牧場を持ち、氏素性のはっきりした原料を使って消費者に食肉やハム・ソーセージ、総菜を消費者に届ける企業だと自負しています」
――その中で旭川工場の役割は?
「北海道で消費されるハム・ソーセージ製品の生産をカバーするという位置づけです。日ハム製品のうちこの工場で生産できないものを除いてはすべてここから供給しています」
――旭川工場は、二〇〇二年に地球環境保全のための国際標準化機構(ISO)が定める環境マネジメント規格『1SO14001』の認証を受けましたね。工場内にどんな変化が?
「環境に対する私たちの考え方が変わりましたね。たとえば ハムづくりに水をたくさん使いますが、できるだけ使わない方法はないものかと。また使うにしても社会責任として、次の世代のためにも、できるだけきれいにしてお返ししたい。水は自然からの借りものですから」
――社会責任といえば、企業の法令順守(コンプライアンス)の問題もこれからいっそう重要になります。
「そうですね。法令を順守するのは本来企業として当たり前のことだったのですが、その当たり前のことができない時代も確かにありました。(利潤追求が優先して)『行け行けどんどん』とね。いまは当たり前のことを当たり前にやって、最終的に利益が着いてくるという考え方に立ち返ったと私は思います」
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