北海道新聞旭川支社
Hokkaido shimbun press Asahikawa branch

旭川ミニぐるめ情報
もつそば*二代目が継承する信濃路の一番人気*手打ちそば信濃路(しなのじ)2009/02/20
約180gのもつ煮が乗せられたボリューム満点の“もつそば”。殻ごと挽く田舎そばだからこそ、もつのひとクセに負けない相性の良さがある。

 手打ちそばの“信濃路”が創業30周年を迎えた。2年前から創業者である先代に替わり、若い長谷部店長が厨房を任され、のれんと味を引き継いでいる。

 自他共に認める一番人気はやはり“もつそば(750円)”。道産鶏の新鮮なもつがタップリと乗せられた器からはそばの姿が全く見えず、その見掛けからも一番人気を主張する個性派メニューだ。じっくりと時間をかけ煮込まれたもつは思いのほかやわらかく、いくら食べても減らない気がするほどのボリュームだ。もつのうま味がしみ込んだつゆはコクがあるのにしつこくなく、まろやかで最後までおいしくいただける。もつの間から引きあげたそばは“挽きぐるみ”と呼ばれる殻まで挽いたそば粉で打った“田舎そば”で、色が黒く、そばの風味が強いのが特徴だ。信濃路のもつそばはもつに負けない個性がある田舎そばだからこそできたメニューだと実感する。二番人気は“おおもりそば(550円)”。キリリとしたしょうゆをダシとみりんがやわらかく包み込むつゆと田舎そばの相性が良く、焼酎や日本酒をちびりちびりやりながら食べたい、昔なつかしい味わいだ。

二番人気のおおもりそば 店内の席はいす、小上がり、カウンター。

 店長の長谷部さんは会社員時代にもつそばのファンとして信濃路に通う常連客の一人だった。数年前ご主人が年齢を理由に引退するという話を聞き、もつそばをなくしたくない一心で後継者を名乗り出て、先代の指導の元修行を積み現在に至ったという。「まだまだ、師匠のようには打てません」と謙虚に話す長谷部さんだが、ボリュームのあるもつそばを若い方にも食べてほしいと意欲を見せる。



手打ちそば信濃路
旭川市金星町1丁目
TEL(0166)22-9263
●営業時間/
11:00〜15:00、17:00〜20:00
(日曜、祝日は11:00〜16:00)ラストオーダーは各30分前(売り切れ次第閉店)
●定休日/火曜日
●P有


ミニぐるめ君のひとりごと
創業者である先代は長野県出身で、長野のそばを取り寄せ“信濃路”をはじめた。長谷部店長は信濃路の流儀をできる限り忠実に継承する。一常連客が転職し味を継ぐことはそうたやすくできることではない。
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