北海道新聞旭川支社
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味めぐり

焼き餃子*ギョウザ居酒屋 実笑(みえ)=旭川市2の5*皮厚め あふれる肉汁   2020/01/09

 薄い羽をまとったカリッと香ばしい「焼き餃子」(680円)は、頰張るとモチモチとした厚めの皮から肉汁があふれ出す。肉のうま味を引き立てるニラとニンニクの香りは、ビールの最高のお供だ。

 「あんは野菜より肉の比率を多くして、ひたすら手でこねることでジューシーさが増す」と、店主の金沢香織さん(37)。自家製の皮は厚さや形にこだわり、30種類ほど試作を重ねて厳選した。

 ギョーザメニューは、ショウガたっぷりの「焼き生姜餃子」(同)、コンソメスープの中に入れた「浸し餃子」(同)、コラーゲンたっぷりのパイタンスープが自慢の「水餃子鍋」(980円)の4種類。中でも水餃子鍋は、ニラを使わずニンニクも少なめで、「匂いが翌日に残りにくい」と女性客を中心に人気を呼んでいる。

 ランプで照らされた店内には、ジャズが流れ、「女性がおしゃべりしながら長居できる空間も店のテーマの一つ」だ。(佐藤愛未)

 ◇営業時間 午後4時半~10時半(10時ラストオーダー)。不定休。(電)0166・73・8763。


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