北海道新聞旭川支社
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味めぐり

醤油と塩のハーフラーメン*味処(あじどころ) 茶楽(さらく)=東神楽町北1西1*ブレンドでまろやかに    2018/01/19

 ラーメンなどの麺類や丼物、カレーライスが並ぶ約50種類のメニューのうち、1番人気は「醤油(しょうゆ)と塩のハーフラーメン」(650円)だ。塩味としょうゆ味のたれをブレンドし、豚骨や昆布、かつお節などを10時間ほど煮込んだスープと混ぜ合わせる。店主の飛騨野修佑さん(74)は「珍しいでしょう。普通のしょうゆラーメンよりも、まろやかになるのが受けているようです」と笑顔を見せる。

 1953年創業。ハーフラーメンは10年前、常連客からの要望に応え「裏メニュー」として作った。口コミで評判が伝わりメニューに載せるようになった。客の大半が注文するほどで、飛騨野さんは「お客さんによって、たれの比率の好みが違うんです」と話す。

 約30席の店内は、昼時には旭川空港に向かうビジネスマンや家族連れでにぎわう。常連客が結婚し、子供を連れて来店すると飛騨野さんは思わず顔をほころばせる。「年は取ったが健康な限り店を続けたい」と意気込む。(相沢宏)

 ◇営業時間 午前11時~午後3時、午後5時半~同8時。第1、3、5月曜日定休。(電)0166・83・2440


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